今回ご依頼いただいたのは飼い主のH様。
5月頭にお空に旅立った犬のT君とのお話です。
T君と繋がったとき、なんとも嬉しそうに
「遅かったね~待ってたよ~」
と、お尻を全力で振りながら大歓迎してくれました。
「ママからのお願いで会いに来たんだよ~」
と伝えると
「知ってるよ~だって僕がお願いしたんだもん」
と嬉しそうに言います。
お話を進めていくと、T君はH様に常に寄り添い、一緒に階段を上るような人生を歩んできたと教えてくれました。
T君はママを成長させる導き役だったそうです。
以前から病気を患っていて14歳という高齢のT君。
次第に動くことが出来なくなり毎日苦しそうに泣きつづけるT君の身体に、最後はカテーテルを通すことになりました。
H様は、T君が動物である自然の姿を保てなくなってしまうのはとても抵抗があったようです。
そこでご主人と相談して【T君を痛みと苦しみから解放してあげる】選択をされました。
T君は
「ちゃんと分かってる!幸せだった!とっても!!」
そして現在妊娠中のH様に
「今度はその子が僕のお役目を引き継ぐんだよね~」
そして
「まんまるおやつ♡」
と。
T君はまんまるおやつのボーロが大好きだったそうですよ♥
H様は
「改めてTが愛おしくなったし、本当に本当に心が軽くなりました」
と話されていました。
T君、お空から一緒に赤ちゃんの成長を見守るようです☆
H様、お体大切に。元気な赤ちゃんの誕生お祈りしています♡
ご縁をいただきありがとうございました。
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「安楽死」という言葉に抵抗感がある方もまだまだいらっしゃるのではないかと思います。
家族であるペットの命を飼い主の選択で終わらせるのですからこんなに苦しいことはありません。
ただ、一番近くでその子の姿を見ているのは紛れもなく飼い主です。
痛みから解放してあげたい。楽にしてあげたい。という選択。
それは愛するペットに最後にしてあげられることが出来る、大きな愛の選択の一つだと思っています。
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お読みいただきありがとうございました。
トーコ