先日クライアント様のご自宅で対面セッションさせていただいた17歳のワンちゃん。
体が動かせないことがどうにももどかしく、奥様が支えて立たせてあげると嬉しそうにしっぽを振っていました。
ご依頼いただいた時は立つ事さえできればまだ自力で歩ける状態だったのですが、セッションまでの5日間で体力もかなり落ちてしまった様子でした。
実はセッション翌日、そのワンちゃんは手術の予定が入っていましたがご家族でたくさん悩まれた末、手術はキャンセルするという愛の選択をされました。
ご主人は、やんちゃだったその子のために歩行器を手作りしている途中でした。
その子らしい、元気が出る真っ赤な色のハーネスで大好きなお散歩が出来るように。
その子はたくさんの大切なことを伝えてくれました。
立ちたい。歩きたい。そう訴えているのは犬としてのプライド、誇り。
家族に歩いているところを見せたかったんです。
とても強くもあり、その中に感じる健気なエネルギー。
家族と共に歩み、大好きな家族と生きてきたことをとても誇らしく感じていました。
みんなお互いがお互いのことを大好きで、それを余すとこなく伝え合い、素敵な愛の循環を目の当たりにしました。
そしてセッションの4日後
お空に旅立ちましたとご連絡をいただきました。
残りの時間をパパとママと大切に過ごすことが出来たようです。
実は、手術の前日までにセッションをお願いしますとの事だったので、ご依頼から5日後の緊急セッションでしたが、通常はセッションまで1週間~10日程度のお時間をいただいています。もしかしたらお空へ旅立つ前に愛を伝えたい、というこの子の粋な計らいだったのかもしれません。
きっと安心してお空に旅立ったんだね
黒ラブちゃんで17歳なんてすごいぞ!!
生き様を見せてくれてありがとう
その子がお話の最後に伝えてくれた事。
何も欲張ることなく 一緒にいられることが何よりも幸せ
ご縁をいただきありがとうございました。